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食材の産地を選べないときの内部被ばく対策

2011年6月に、アートフォーラムあざみ野で行われた講演会「いのち繋ぐ父母へ―ちゃんと知りたい原発のこと」という講演会に参加しました。
講演者は、「NPO法人チェルノブイリ救援・中部」の理事で、市民科学の立地から遺伝子組み換え作物や原子力エネルギーに関する様々な提言を行ってきた河田昌東さん。
食材は少しでも安全なものを選ぶに越したことはないのですが、選べないときの内部被ばく対策に関して、大変具体的で分かりやすいお話をしてくださったので、こちらでご紹介させていただきます。

まずは、内部被ばく対策の基本から。
  1. 産地を選ぶ。
  2. よく洗う、煮る。
  3. 汚染しにくい野菜(トマト、きゅうりなど)を選ぶ。
  4. 酢漬けにすると放射性セシウムは減る(酢は捨てる!)。

汚染しやすい作物としにくい作物を知っておこう

汚染しにくい作物としやすい作物を、簡単に頭に入れておきましょう。

経根吸収 < 葉面吸収(数倍)


なので、葉物の野菜がもっとも汚染しやすいそうです。

汚染しにくい作物ランキング

  1. ナス科作物(トマト、ナスなど)
  2. ウリ科(きゅうり、かぼちゃ)
  3. ネギ科(ネギ、玉ねぎ)

汚染しやすい作物ランキング

  1. アブラナ科(ナタネ、カラシナ、キャベツ、大根など)
  2. ほうれん草
  3. ジャガイモ
  4. 豆類
また、食べ物(ペクチン、キチン・キトサン)で放射性セシウムを吸着するすることができるそうです。

以下、セシウム137を蓄積しやすい野菜⇒蓄積しにくい野菜の順で、より具体的にご紹介します(下にいくほど安全)。なす、トマト、きゅうりなどの夏野菜は比較的安全です。

セシウム137の野菜への蓄積

  • カラシナ
  • クレソン
  • カブカンラン
  • キャベツ
  • ダイコン
  • 食用ビート
  • ジャガイモ
  • キクイモ
  • レタス
  • ウイキョウ
  • ホウレンソウ
  • セロリ
  • ギシギシ、スイバ
  • ニンジン
  • セイヨウワサビ
  • エンドウ
  • インゲンマメ
  • 豆類
  • トウガラシ、ピーマン
  • ルバーブ
  • ネギ、タマネギ
  • にんにく
  • きゅうり
  • かぼちゃ
  • なす
  • ナタウリ
  • 西洋カボチャ
  • トマト
汚染されてしまった土壌に関しては、早い段階で表土を削り取ることで、かなりの改善効果が見られるそうですが、広範囲にわたるとなかなかむずかしい場合があります。

そういった場合は、放射性物質を可食部に取り込みにくい作物を植えて出荷するか、あえて取り込みやすい作物(ナタネなど)を植えて土壌から吸い上げ(作物は廃棄)、除染する方法があるそうです。
河田さんは、チェルノブイリ原発事故で汚染された土壌でナタネを植えて除染し、収穫したナタネは油にしてエネルギーとして再利用する……という一石二鳥の取組みをされているそうです。
日本でもそういった取組みがどんどん進み、少しでも早くきれいな土壌を取り戻せることを願っています。