宅配野菜、比較、ランキング

宅配野菜サービスが実施している放射能対策

独自に放射性物質の検査を行って数値をサイトで公表したり、国の暫定規制値よりも厳しい基準値を設けたりと、対策がしっかりされている宅配野菜サービスをご紹介します。
大切な「毎日の食生活」に関わることなので、ちょっとでも疑問点があれば、問い合わせ窓口に電話をして確認するようにしているのですが、最近はこういった質問に慣れているのか、窓口の方も「ご心配ですよね」といったトーンで、とても丁寧に教えてくださいます。

しかし、放射性物質の検査には多大な時間とコストがかかるので、現時点では
「(検査の)予定はございません」
「国の規制値に従っております」
「ご要望が多いので、検討したいと思っております」
と答えるところがほとんどなのが実情です。
今のところ、Oisix(おいしっくす)大地を守る会らでぃっしゅぼーやが、独自にきちんと対策されているなと感じました。(2011年8月現在)

Oisix(おいしっくす)の放射能対策



Oisix(おいしっくす)は独自の基準に基づいて、毎日「全アイテム検査」を実施しているので安心感があります。

Oisix(おいしっくす)の放射性物質検査
  • 全アイテムを出荷前に毎日検査
    震災前の国の基準に基づいて検査を行う体制に変更。
    震災前の国の基準で定められている、食品における放射性セシウムの値は370Bq/kg(震災後の暫定基準値は500Bq/kg)。
    放射性ヨウ素については震災前の国の基準値では定められていないため、放射性セシウムと同様に370Bq/kg を基準としている(震災後の暫定基準値は2000Bq/kg)。

    一般的な「一部サンプル抜き取り検査」ではなく、青果物、乳製品、卵、鮮魚、精肉の対象アイテムについて 「全アイテム検査」を流通前に毎日行なっている。
    震災前の国の基準値に基づき、下回るものを合格としている。 (2011/7/13現在)

  • 「ベビー&キッズ商品」に関しては、測定数値結果を週次で報告。基準値はヨウ素100Bq以下。
    毎日検査しており、実際にはサービス開始時から現在まで一度も検出されていない。
    万が一数ベクレル程度の検出が確認された場合は、その数値もあわせて掲載するとのこと。

「数ベクレルでも検出された場合は数値を掲載する」ということは、検出限界値が少なくとも10ベクレル以下ということですよね。
このような精密な検査は多大な手間と時間がかかり、企業にとっては大変なコストだと思います。
しかし、消費者にとっては本当にありがたいですね。数値が分からないと、疑わしい産地の食材はすべて排除せざるをえなくなってしまいます。

2011年8月12日追記

念のため、検出限界値についてメールで問い合わせてみました。
問い合わせなどが殺到しているらしく、電話はたいてい通話中のうえに、メールの返事も10日以上経ってやっともらえたという状況でしたが、大変丁寧にご回答いただきました。一部抜粋してご紹介いたします。

(ここから)
放射能検査の検出限界値についてでございますが、STEP3の検査におきましては外部の検査機関を活用し、その測定精度を確認しております。
当社の検査にて、微量の検出の疑いがある食品を検査機関で調査した結果、1Bq/kg以下であるとの結果を得ております。 なおその他のステップにつきましては、検査環境により異なるためご回答させていただいておりませんが、セシウム、ヨウ素とも370Bq/kg以下であることを担保する検査体制となっております。


このようなきめ細かい数値での検査体制を伺い、ますます安心しました

Oisix(おいしっくす)の放射能対策についてもっと詳しく知りたい方は、最新情報をこちらでご確認ください。

大地を守る会の放射能対策



大地を守る会では、高精度の検査機器を用いて独自に放射能検査をしています。
「子どもたちへの安心野菜セット」は、すべて北海道と甲信越(新潟・長野・山梨)、愛知以西の産地にも関わらず、2〜10時間もの検査を行い、不検出(検出限界値は概ね10Bp/Kg以下)のものだけを出荷するという徹底ぶり。
「子どもたちには安全なものを」と考えるママたちにはありがたいですね。

大地を守る会の放射性物質検査
  • 高感度の「NaI(Tl)シンチレーションサーベイメータ」により、青果物全品目と一部加工品のスクリーニング検査を毎日実施

  • 「子どもたちへの安心野菜セット」は、検出限界値(概ね10Bq/Kg)以下であることを確認。

  • 「NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータ」は、核種ごとの分析が可能な高精度検査機器で、外部機関「放射能汚染食品測定室」と同程度の機器。
    大地を守る会では、同機器を2台使用(さらに3台追加予定)し、「子どもたちへの安心野菜セット」を中心に、多くの商品の自主検査を進めている。

  • 「NaI(Tl)ガンマ線スペクトロメータ」での検査は、1検体2〜10時間の検査を実施。

  • 「子どもたちへの安心野菜セット」では、北海道または九州など甲信越以西の産地は2時間の検査。甲信越(新潟、長野、山梨)の一部産地では、より精度を高めるため10時間の検査を行なっている。

  • 今後も、核種の特定、数値の正確性が確保される「ゲルマニウム半導体検出器」(参考価格1,500万円)を導入予定(10月頃)。

  • 外部機関へ依頼し、サンプリング測定した結果を公開。
    国の暫定規制値以下の品目に関しても正しく数値を公表している。



大地を守る会の放射能対策についてもっと詳しく知りたい方は、公式サイトをご確認ください。 >>大地を守る会の放射能測定について

らでぃっしゅぼーやの放射能対策



らでぃっしゅぼーやは、第三者分析機関で東北・関東地域の農産物の放射性物質の検査を行っています。
現在では、結果は「不検出」あるいは暫定規制値を大きく下回る数値となっているそうです。

らでぃっしゅぼーやの放射性物質検査
  • 【作付前】土壌検査
    摂取制限や出荷制限がかかった地域の、畑の土壌をサンプリング採取し、放射性物質を計測。
    計測した結果、オーバーした場合は作付けしない、収穫しないなどの判断を実施し、低減する施策を生産者とともに実施していく。


  • 【出荷前】産地から抜き取りサンプル検査
    抜き取りサンプルを第三者分析機関に提出し、核種別の放射性物質検査を行っている。
    暫定規制値をオーバーした値が検出された場合は、出荷を止める。検査結果はサイトで公開。


  • 【納品時】表面放射線汚染の測定
    納品時に、表面放射線汚染モニター(コンタミネーションモニター)で東北・関東産の野菜を中心に抜き取りサンプルを簡易測定。
    万が一異常が検知された場合は、配送を停止。


  • 【納品時】第三者分析機関でより詳しい分析
    納品時に簡易測定して、万が一異常値が検知された場合は、第三者分析機関で検査を行う。


  • 【納品時】さらに分析を精緻化
    ……植物・食品放射線ベクレルモニターで、定期的に、もしくは異常検知後の農産物について、単位面積あたりのベクレル数に加え、kgあたりのベクレル数を自社でも測定


  • 2011年7月現在の基準値は、厚生労働省の暫定規制値と同じ値である、ヨウ素2000Bq/kg、セシウム500Bq/kg。

出荷制限の基準値は国の暫定規制値を採用しているものの、徹底して何重にも検査を行い、ほぼ検出されていない状態だそうです。
こういうときは、大手の宅配サービスのほうが独自の対応が早く、安心できるかもしれませんね。
これまでに検出された値に関しては、公式HPを確認したところほぼすべての項目で「不検出」でした。最新情報はぜひサイトでご確認くださいね。

ちなみに検出限界値に関しては、電話で問い合わせたのですが、たまたま担当の方が「検出限界」を理解していらっしゃらなかったようで、話がかみ合いませんでした……。
サイトで公表されている検査結果を見ると、1ケタの数字が出ている箇所がありましたので、10ベクレル以下と判断してよいのかなと思います。